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シルクロードの歴史とガズニウール絨毯

 

シルクロードの手織り絨毯

中央アジアの遊牧文化を創始し、紀元前8世紀から紀元前3世紀まで栄えたスキタイ民族が残した重要な文化遺産の一つです。

草原や砂漠の遊牧生活の中から生まれた絨毯は、やがてシルクロードの各地に伝えられ、その地の文化や風俗と深く結びついて、様々な絨毯作られる様になりました。

シルクロードはアジア、ヨーロッパ、北アフリカを結ぶ、一本の線ではなく、それは西東北南を網の目の様に帯状に結んだ文化、交易の流通網です。

こうして、西はトルコから、ペルシャ、東は中国に至る広大なユーラシア大陸の各地に伝わり,それぞれ特徴のある絨毯が現存するところとなっています。

ガズニウールとは

「ガズニ」はアフガニスタン南東部の州の名前です

10世紀頃には「ガズナ朝」としてペルシャをも従えた強大な国でした。

ガズニ州は標高2200mの自然環境の厳しい高地にあり、そこに生息する羊の毛、及びアフガニスタンのその他の山岳で生産される羊毛を総称して「ガズニウール」としています。

特徴は寒冷地で生きる為、長毛(約30cm)で、油脂分が多い事。

その為に染色は困難ですが、手つむぎは容易であり、油脂分が水や汚れをはじくため、絨毯には最適とされています。

左から ローカルウール・ニュージーランドウール・手つむぎガズニウール

この、もの凄く癖のあるガズニウールは、すべての工程において、素材を知り尽くした、熟練した職人の手仕事でしか作れません。

機械ではとても出来ません。

製糸、染色、作る方は大変ですが、油脂分が多いため、水や汚れをはじきます。

ガズニウールは絨毯としての、味いも違うし、耐久性、使い心地も違います。

また、羊が寒冷地で生きる為に、1本1本の毛が長くなり、その為に遊び毛が出にくいのです。

当然の事ながら、大量生産は出来ません。

 

真ん中のニュージーランドウールで作ったものは、味のない、均質でこぎれいな絨毯になります。

でも、洋服の素材には最適だと思います。

逆にガズニウールで作ったスーツ・・ちょっと想像がつきません。

全く染めていない自然の色の糸です。

ガズニの羊、一頭一頭、毛の色が違います。

ガズニウールの絨毯、一枚一枚、似ているようで、微妙に違う。

 

染色

釜入れ

まず、毛糸は熱湯に浸して油脂分を除き染色しやすくします。

その後、染料を入れます。

中間チェックです。

チェックするのは、シルクロードの絨毯の研究、開発、指導、仕入れ33年の畠山さんです。

染め上がりです。

 

畠山さん、全ての工程・場所で厳しくチェックです。(20年前の写真です。)

手結び絨毯(Hand Knot Carpet)

手織りではありません。

一つ一つ手で結んでいるのです。

全ての工程に、膨大な時間と手間が掛かっています

何千年もの民族の知恵の歴史・遺産、それを基に、今、作り上げている人びとの時間と労力。

そこに、効率を追求する大量生産商品と対極にある、我々の心に深く響く絨毯が生まれるのです。

結び方には伝統的に2つの方法があります。

ペルシャ結びとトルコ結び。

どちらが良いという事は無く、作る地域により分かれています。

どちらにしても、とんでもない手間が掛かっています。

ガズニウールはペルシャ結びです。

①デザインの模様に従って、基布の地緯糸2本にパイル糸(毛房)を、1本ずつ指先で結びつけ、ノット(結び目)をつけてゆく。

②パイル糸を3~8mmの長さに、ナイフや握り鋏で切り立毛する。

③ノットの1列が終わったら、バース(金櫛)で打ち込みパイルを押し下げる。

④2本の横糸を挿入し、定木をあて、裁ちばさみで一定の長さに切りそろえる。

⑤この作業を延々と繰り返し、1枚の絨毯が織り上げられる。

 

特別な日本基準・・畠山さんのこだわり

日本において絨毯は、赤ちゃんがハイハイやお昼寝をする場所です。

また日常的に直接座ったり、横になったりして使用する人が多く、土足で使うヨーロッパ向け、アメリカ向けとは安全に対する基準が違うべきだと畠山さんは考えています。

現地で柄、デザインが良いから、値段が安いからという理由で輸入している業者も日本に沢山います。

その為に、畠山さんは、老体にムチ打ち、現地に行って、製造段階から、畠山基準で厳しくチェック、地道な指導をしています。

 

染料のレシピです。

染料の検査報告書

1検体ごと3枚の検査報告書

1缶ごとに全て検査します

計量

染料チェック

染料検査報告書確認

家庭用品規正法

平成28年、日本ではヒトの体内で発がん性物質に変異する恐れの強い、24種類の物質が含まれる家庭用品の生産、輸入、販売が禁止されました。

絨毯は糸を染める染料にそうした物質が含まれるとして適用を受けたのです。

畠山さんは現地のメーカーと協力して、染料の調達と管理、生産工程を改めこれを完全にクリヤーしました。

 

更に厳しい 畠山さんの染料検査基準

現地では、糸を染める染料は、主として化学先進国であるドイツの製品を使用しています。

工場に納入される染料(25㎏入ドラム)は当然基準をクリヤーしているメーカー品です。

畠山さんは、更にメーカー証明のみに頼るにではなく、確実性を判断するため、国際的な検査機関で改めて検査し、合格品のみを使っています。

これに伴うコストは小さくないのですが、安全、安心、健康的な絨毯、一番大事なポイントです。

ちなみに、国際機関の検査で不合格になるものが 10%出るそうです。

 

畠山さんは 染色工程もこだわる

糸を実際に染める現場では、日本向けのものは単独工程で進めています。

他国向け染色ラインの器具や材料との接触、混入を防止する為です。

家庭用品規正法は、人の口や素肌に直接触れる恐れのない品物には適用になっていません。

まして、絨毯を靴で踏んで使用する文化圏ではこんな厳しい規制は不要です。

 

とりあえず今日はここまでです。

足したり、減らしたり、もうちょっと続きます。

 

ガズニウールの商品は

商品情報➡絨毯➡世界の絨毯➡ガズニウール

でご覧になって下さい。

 

Made in 福岡「筑後民芸家具」

九州の北部に位置する筑後川の下流域で、

1530年頃、榎津久米之介により筑後で指物作りが始まったと言われています。

「筑後民芸家具」は船指物の流れをくみ,

美しい欅の木目をつかい、伝統の技を守り、頑固までの職人気質で、一品一品、まごころを込めて作り上げられた、

格調高い伝統民芸家具です。

 

家具はその土地の風土、歴史から生まれるといいます。

大正の初めに建てられた国の有形文化財の蔵です。

柳川城外堀に面していて、煉瓦の赤がきらきらと水面に映える景観は美しく、歴史を物語っています。

北原白秋の生家です。

せいろ蒸し

硬めに炊いたご飯にタレをまぶして蒸し、香ばしく焼いたうなぎの蒲焼きをのせて再度蒸し、錦糸卵を散らしています

関西風の弾力とコク、関東風の柔らかな芳醇さと甘み、両方逃さずに味わえる手間ひまかけた絶品です

 

決してきれいではない、効率的でもない、でもこんな人たちがこんな風に作っている

一つ一つ心をこめて丁寧に、何十年、このやり方でやってきた

昭和の風景を思いおこさせる。味がある。

こぎれいな大量生産ではない、手作りの筑後民芸の世界です。

木取り、部品の切り出し、カット

仕上げの金具付け。民芸家具は金具が命。

一つ一つ職人の手作業で取り付けています。

 

商品はすべて自社工場で熟練の職人が作り上げています。

使用する木材も、表面材には木目のきれいな東北産のケヤキを使用。

引出しには桐材を使用し、安心安全の国内生産品です。

 

商品は 「和家具➡桐ダンス➡プロダクトリストを見る」 にお進みください。