電動ベッド(電動リクライニングベッド)購入で後悔しないために|デメリットと失敗しない選び方を解説

電動ベッド(電動リクライニングベッド)購入で後悔しないために|デメリットと失敗しない選び方を解説

親の足腰が弱くなり電動ベッド(電動リクライニングベッド)を検討しつつも、「高価な買い物だから後悔したくない」と悩む方は少なくありません。
本記事では、電動ベッドで失敗しやすいデメリットや注意点を整理し、親御様に喜ばれる最適な選び方を分かりやすく解説します。

電動ベッド購入で「後悔」しやすい4つのデメリット

電動ベッドは起き上がりや立ち上がりをとても楽にしてくれる便利な家具ですが、事前の確認不足により後悔につながるケースもあります。
購入前に押さえておくべき代表的なデメリットは以下の4点です。

デザインが「介護用品」に見えてしまう

購入後、使うことに抵抗を感じてしまう要因の一つが「見た目」です。
病院や施設を連想させる金属パイプのデザインは、「自分はもう介護が必要な年寄りだ」というショックを親御様に与えてしまうことがあります。
お部屋の雰囲気に合わないデザインだと、使うこと自体に気乗りしなくなってしまうことがあります。

モーター数や機能の選択ミス

電動ベッドには、主に以下の3つのタイプ(モーター数)が存在します。

  • 1モーター:背上げ(脚連動タイプを含む)、または高さ調節のいずれかを行えるタイプ
  • 2モーター:背上げに加え「脚上げ」または「高さ調節」のどちらか一方が独立して稼働するタイプ(どちらの組み合わせになるかは機種による)
  • 3モーター:背上げ・脚上げ・高さ調節がすべて独立して稼働

「多機能な方が良い」と考えて高価な3モーターを選んだものの、ボタンが多くて操作に迷ってしまったり、逆に機能を絞りすぎて起き上がりが不十分になったりと、使い手とのミスマッチが後悔につながります。

また、2モーターは「脚上げ」と「高さ調節」のどちらか一方しか搭載していない機種がほとんどのため、「2モーターだから高さ調節もできるはず」という思い込みで選んでしまうと、実際には目的の機能が使えないという後悔にもつながりかねません。

モーター数や機能比較表

タイプ 可動機能の組み合わせ 特徴・使い方の目安
1モーター 背上げ(脚連動含む)
または 高さ調節
いずれか一方のみ稼働。
ご自身の力である程度体を動かせる方向けで、起き上がりのサポートやくつろぎの姿勢づくりをシンプルに求めたい方向け。
2モーター 背上げ +「脚上げ」
または 背上げ +「高さ調節」
背上げに加え、脚上げか高さ調節のどちらか一方が独立して稼働。(※機種による)
身体の状態に合わせて必要な機能を選べるバランス型。
3モーター 背上げ + 脚上げ + 高さ調節 すべての機能が独立して稼働。
細かな姿勢調整が可能で、立ち上がり補助から将来的な介助の負担軽減まで対応。

※表は横にスワイプしてご覧いただけます。

重量と設置スペースによる制限

電動ベッドは内部にモーター構造を持つため、一般的なベッドよりも重く、40〜100kg以上になるモデルもあります。
一度設置すると手軽に模様替えや移動をすることが困難です。
また、リクライニング時に壁と干渉しないよう、設置スペースには一定の余白(スライドスペース)を確保する必要があります。

マットレスの選択肢と互換性

電動ベッド用のマットレスは、折り曲げに対応できる柔軟性と耐久性が求められます。
電動ベッド対応マットレスを推奨するメーカーが多く、一般的なマットレスでは使用できない場合があります。

親のための電動ベッド選び|後悔を防ぐ4つのポイント

後悔を避けるためには、親御様の現在の身体状態と今後の生活変化を見据えた選定が不可欠です。

お部屋になじむ「一般的なベッドのようなデザイン」を選ぶ

親御様に、前向きに受け入れてもらうためには、木目調のフレームや布張りなど、一般的なインテリアベッドのようなデザインの電動ベッドを選ぶことが大切です。
「介護用」としてではなく、「毎日快適に眠るための家具」としてお部屋に置くことで、ご本人も抵抗なく使っていただけます。

一般的なベッドのようなデザインの電動ベッド

身体状態に合わせたモーター数を決定する

自立度合いに応じた適切なスペック選びが重要です。

  • 自力で立ち上がれる場合:背上げ機能を中心に、リラックス効果を高める1〜2モーター
  • 立ち上がりに不安がある場合:ベッドの高さ(床面高)を調整して足つきを良くし、立ち上がりをサポートできる「高さ調節(昇降)機能」付きの2〜3モーター

高さ調節機能(昇降機能)は、立ち上がり時の膝への負担を軽減するだけでなく、将来的に介助が必要になった際の腰への負担を減らす効果もあります。
ただし、2モーターの場合は「脚上げ」機能を優先し高さ調節が付いていない機種も多いため、購入前に「高さ調節(昇降)機能」の有無を確認することをおすすめします。

直感的に操作できるリモコン設計

操作パネルは、ボタンの文字が大きく、アイコン表示で直感的に理解できるものが理想的です。
複雑な液晶画面や多機能すぎるリモコンは誤操作の原因となります。
「上げる」「下げる」が明確に判別できる、シンプルな操作性のモデルを選びましょう。

直感的に操作できるリモコン

安全機能の確認(隙間・はさみ込み防止)

稼働時の事故を防ぐため、ベッドの可動部やサイドレール(手すり)の隙間に身体や衣類が挟まらない安全構造になっているかを確認してください。
万が一、障害物が挟まった際に自動で停止する「障害物を検知して動作を停止する安全機能」などが備わっているモデルを選ぶと、離れて暮らすご家族にとっても安心感につながります。

導入時の配慮|親御様へ気持ちよく受け入れてもらう工夫

電動ベッドを贈る際は、伝え方(名目)への配慮が欠かせません。
「足腰が弱ってきたから」「起き上がるのが大変そうだから」という理由を前面に出すと、親御様は自尊心を傷つけられたと感じる場合があります。

  • 「敬老の日や節目のギフト」として贈る
  • 「体を楽にして、ゆったりテレビや読書を楽しんでほしいから」と伝える
  • 「腰や背中の負担を減らし、ぐっすり眠るための健康寝具」として紹介する

このように、「快適性と健康の向上」を目的として提案することで、親御様も喜んで受け入れやすくなります。

電動ベッドと合わせて使うと便利なアイテム

電動ベッド単体でも起き上がりや立ち上がりを楽にするなど、生活を大きく変える力を持っています。
しかし、周辺アイテムを組み合わせることで、さらに快適で自立した時間を過ごせるようになります。
ここでは、特に導入されることの多い2つの便利なアイテムをご紹介します。

オーバーベッドテーブル(昇降・角度調整式)

起き上がった姿勢での読書や食事、軽作業をサポートするテーブルです。

オーバーベッドテーブル(昇降・角度調整式)

アーム式スマホ・タブレットスタンド

寝た姿勢や、リクライニングした姿勢で、ハンズフリーでスマートフォンやタブレットを楽しめるアイテムです。

アーム式スマホ・タブレットスタンド

ベッドサイド収納ポケット(リモコン・小物入れ)

電動ベッドのリモコンや、眼鏡、スマホ、ティッシュなどをまとめて収納できる布製ポケットです。

ベッドサイド収納ポケット

まとめ:失敗しない選択で、親の自立と家族の安心を叶えるために

電動ベッドは、選び方と伝え方を正しく行うことで、親御様の自立した生活を長く支え、ご家族の不安を解消する心強い存在となります。
まずはご自宅の設置スペースや搬入経路を確認し、親御様の生活動線に合わせたモデルを具体的に比較してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
機能性とデザイン性を兼ね備えた一台を選ぶことが、親御様の笑顔とご家族の安心につながります。

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この記事を書いた人: 中村家具編集部

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